テーブルフォトテクニック

01. 空気感を写し撮る

空気感ってどうやったら表現できると思います??
その方法をいくつか挙げてみましょう。

まずはわかりやすい例として、奥行き感を持たせること。
2つの写真を比較してみましょう。


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上の写真は背景が壁になっているのに対し、
下の方はテーブルの奥にキッチンが見えます。
つまり"奥行き"がそのまま表現されているので当然奥行き感があり、
空気感を作りやすくなります。
そこで、もしかしたらこう思う方がいるかもしれません。
「うちはインテリアなんて写せるような家じゃない。」
そういう場合には、テーブルの範囲で表現してみましょう。
テーブルの上で、遠近法を利用し、ごちゃごちゃしない程度に
メインの被写体と距離を取って小物を配置します。
そうすることで自然と奥行きが生まれます。

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この時、あまり寄りで撮りすぎるとバックに置いたものが一部分しか写らず
奥行き感が出ない場合があります。可能な限り少し引いて撮ってみましょう。

また壁紙を利用するのも一つの方法。
例えばこの写真、本棚と見せかけて壁紙です。
テーブルの奥に本棚があるんだ〜と思わせるトリックの壁紙です。

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影までちゃんと描かれているので、
壁紙って言わなきゃわからない(かもしれない)。
こういうのを使うときのポイントは被写界深度。
壁紙がくっきり写っていたら、もしかしたら皺などでバレてしまうかもしれない。
それにちょっとうるさい感じになる可能性もあります。
でもぼかしすぎて本棚ってわからなくなっちゃったら意味ないですよね。
だから、本棚だとわかる程度にぼかすこと。これがポイントです。

他の例としては、「余白」を設けること。
余白を設けて、そこに空気の流れを作ります。
トーンや明るさは一定にする必要はありません。
暗部があっても良い。
むしろ暗部があることで、そこに何かがあるのだろうかと、
見る人の想像を掻き立てることができます。




この写真は窓から入り込む光をアクセントに利用しています。
これは午後の光で撮影したものですが、冬の冷たさを表現するために、
撮影の際にWBの微調整でBを+3に設定しています。
主役のパンを引き立たせるために斜光を利用して、
立体感やパンのトッピングなどのディテールが際立つように撮影しました。
主役のパンに光を当て、周囲に影を配置することで目線が自然と主役に誘導されます。

ss1/500 iso100 f2



この写真は暖かい窓辺でコーヒーブレイクを楽しむイメージで撮影しています。
レースのカーテンから漏れる光を利用して、温かさをリズミカルに表現しました。
主題を右に配置し、左側に余白を作ることで空気の流れを作っています。
バックの光はうるさすぎないように、適度にぼかしています。

ss1/1000 iso100 f2

お解りいただけましたでしょうか。
少し引いて撮影し、被写体の周囲に空気の流れを作ることで、
雰囲気のある写真が撮影できるのです。